【おうちでマネしたい!】子どもが宿題をスムーズに終えられる空間づくりのポイント3選
子育てでこんなお悩みはありませんか?
- 子どもがなかなか宿題を始めようとしない。
- 集中が途切れやすく、宿題に時間がかかりすぎる。
重い腰を上げてようやく宿題を始めたは良いものの、少しやっては手を止めて関係ないところをボーッとみていたりキョロキョロしたり…。あまりにも時間がかかりすぎて、挙げ句の果てには子ども自身が疲れてしまって投げ出したり…。忙しい時間を割いて手伝ってあげても、この調子じゃあ途方に暮れてしまいますよね。
もしかしたら空間に原因があるかも
実は、そんな子でも宿題をスムーズに終えられる方法があります。それが学習空間調整です。なぜなら、集中力を保持する上で周りの環境が非常に大きな影響をもたらすからです。
私は児童福祉施設に5年勤めて得た発達障がいや感覚過敏の知識をもとに、放課後等デイサービスや教育支援センター、フリースクール、一般家庭など、多岐にわたる空間作りに携わっています。その中で、それまで宿題が上手く進められずに宿題嫌いになっていた子どもが、空間作りを工夫することで自分から進んで宿題を始め、速やかに終わらせることができるようになった事例を沢山見てきました。
この記事では、子どもが宿題をスムーズに行える空間調整の方法を3つご紹介します。これらの方法を実践すると、宿題に集中して短時間で終えられるということはもちろんのこと、お父さんお母さんからの声掛けがなくても子どもが自主的に宿題を始められるようになるといった効果も期待できます。結論、方法は以下の通りです。
- 必要最小限の視覚情報と広さ
- 勉強空間を物理的に遠ざけない
- 勉強空間は別の用途で使用しない
それでは、1つずつ詳しく解説して行きます。
1 必要最小限の視覚情報と広さ
勉強空間作りの第一原則は視覚情報を極限まで少なくすることです。なぜなら、身の回りの視覚情報が集中力を妨げる要因になるからです。注意欠陥・多動・衝動の特性がある子どもであれば、人一倍この視覚情報に集中を阻害されやすくなります。
視覚情報の少ない勉強空間作りには、以下のポイントに注意しましょう。
1 隠す収納
勉強空間内の収納物は隠すようにしましょう。棚に並べられた本の背表紙、フィギュア、生活雑貨などは、集中の妨げになります。以下のような方法で、収納物は隠すように心がけましょう。
- 棚に布をかけて目隠しする
- 引き出しにしまう
- 勉強空間から目が届かない場所に収納場所を移す
2 勉強空間は窓の見えない位置に
実は窓も集中を妨げる視覚情報となってしまいます。窓の外の人や車の様子に気を取られて、勉強が手につかなくなってしまうことも多いのです。そのような場合は以下を意識しましょう。
- 窓のない場所に勉強空間を作る
- 窓が視界に入らないようにレイアウト
- 遮像レースカーテンを使って外の景色を見えなくする
3 掲示物を無くす
プリント、カレンダー、賞状、ポスターなどの掲示物も注意を奪う視覚情報です。勉強中に目に入らないような場所に掲示するようにしましょう。
2 勉強空間を物理的に遠ざけない
宿題をする場所は、普段多くの時間を過ごす空間から出来るだけ離さないようにしましょう。なぜなら宿題をやるために移動したり、階段の上り下りをするのが面倒に感じてしまい、始めるまでの腰が重くなってしまうからです。
リビング付近の空間を選ぼう
どのご家庭でもリビングは子どもが頻繁に使用する場所かと思います。リビング付近に勉強空間を設けることで、宿題がより身近になり、始めるハードルを下げることができます。
リビング内での宿題は工夫が必要
ただし、リビング内で宿題を行うのは注意が必要です。なぜなら、リビングはリラックスや娯楽を目的とした空間であり、勉強に集中するための空間としてレイアウトされていない場合がほとんどだからです。テレビ、ゲームなど、集中を阻害する要因が多いのではないでしょうか。
とはいえ、おうちの部屋数が限られていて勉強のためだけの部屋を設けるのが難しいご家庭も多いかと思います。そんな時は以下の方法がオススメです。
1 リビングを間仕切りする
パーテーションや間仕切り棚、間仕切りカーテンなどを用いれば、リビング内に勉強のための個室空間を作ることができます。リビング内の視覚情報を遮断することができ、集中して宿題に取り組めます。
2 折り畳めるブースを使う
SOLODYで販売している折り畳めるブースを使えば、リビングやダイニングで使用しているテーブルにサッと個室空間を展開することができます。宿題のために周囲のものを片付けなくても、折り畳めるブースを使用すれば視覚を遮ることができます。使わないときはコンパクトに折り畳めるので、収納にも困りません。
商品の詳細はこちら→https://solody.theshop.jp
3 勉強以外の用途で使用しない
勉強に使う空間では、勉強以外の行動が起きないようにしましょう。なぜなら、複数の用途を兼用する多目的空間では「そこが何のための場所なのか」という印象が薄れて、その場その時に不適切な行動を誘発してしまうからです。
勉強専用空間を作る際のポイントを以下にまとめてみました。
1 勉強に関係のないものは置かない
おもちゃ、マンガ、掲示物など、勉強に関係ないものは空間内に配置しないようにしましょう。一方で、鉛筆や消しゴム、定規などの文房具を置いておくのはOKです。これらを置いておくことで、その空間が「勉強のための場所」と視覚的に認識しやすくなる効果もあります。
2 人一人入れるくらいのスペース
勉強空間は2畳ほどのスペースがあれば十分です。むしろそれよりも広い空間は勉強空間としては適していません。なぜなら、空間が広い分関係のない物を置ける余地ができてしまい、勉強モードが作りにくくなってしまうからです。
とはいえ、勉強のためだけの個室を用意できるご家庭ばかりではないと思います。これに関しては、必ずしも壁で仕切られた個室である必要はありません。SOLODYオリジナル商品の折り畳めるブースは天井付きの卓上パーテーションなので、テーブルに設置するだけで擬似的な個室空間を作ることができます。
商品の詳細はこちら→https://solody.theshop.jp
まとめ
以上、子どもが宿題をスムーズに行える環境調整の方法を3つご紹介しました。今回ご紹介したポイントを意識して勉強空間を作ることで、「早く宿題やりなさい!」「集中しなさい!」などといったストレスフルな注意・指摘が激減し、子どもとのより充実した時間を増やすことができます。是非この記事を参考にしていただき、最高の勉強空間を作ってあげてください。
とはいえ、「やるべきことは分かったけど、実際に我が家でどうやって形にしていけばいいか分からない…。」という方もいらっしゃると思います。SOLODYではインテリアデザイン・収納設計・個別アドバイスを行なっておりますので、是非お問い合わせください。
お問い合わせはこちら→https://solody.jp/contact/